Q 「マラナ・タ」って何ですか?
A 「主よ、来てください」という言葉です。
「コリントの信徒への手紙一」の中でマラナ・タ(主よ、来てください)。(コリントの信徒への手紙一 16 章 22 節)という言葉が手紙の最後につづられています。
これは、パウロという使徒が、コリント(今のギリシャにあるコリントス)で教会を作り、そこを離れた後にコリント教会宛に書いた手紙ですが、手紙をしめくくる最後の部分でこの言葉を使っています。
イエスさまは、復活後天に帰られました。しかし、いつの日かまた必ずイエスさまが戻ってきてくださるという信仰があります。これを「再臨(さいりん)」と呼んでいます。
この再臨の日がすぐにでも来ますように願って、パウロさんは手紙の最後に「主よ、来てください」と書いたのでしょう。
『讃美歌 21』の 81「主の食卓を囲み」には「マラナ・タ、マラナ・タ、主のみ国が来ますように。」と歌います。
「主よ、来てください。主よ、来てください。主のみ国がきますように。」という意味で歌っているのです。