Q 「イースター」って何ですか?
A イエスさまがよみがえった日のことです。
イースターは、十字架の上で息を引き取ったイエスさまが三日目の朝に「よみがえられたこと」をお祝いするキリスト教の中で最も大切な日です。
クリスマスは毎年 12 月 25 日と決められています。これを「固定祝日」と呼んでいます。しかし、イースターは毎年、「春分の日の直後の満月の次の日曜日」と定められているので、最も早い年で 3 月 22 日、最も遅い日付で 4 月 25 日となります。これを「移動祝日」と呼んでいます。
イエスさまが無実の罪で十字架につけられたのが、金曜日の朝 9 時で、午後 3 時に息を引き取られたと聖書には記されています。そして墓におさめられたのが金曜日の日没の直前、そして三日目の日曜日の朝によみがえられた、というのがイースターのお話です。
春分の日はゲルマン民話の春の女神オスタラの祝祭日でもありました。そのオスタラが変化してドイツ語では「オステルン」、英語では「イースター」と呼ばれるようになったと言われています。
死んでいたのによみがえった、ということで「卵」がシンボルとして使われ、また春分の日を境にうさぎが子育てするということから、「うさぎ」がイースターのシンボルともなりました。